たくさん売れるものは、つくらない。
「ほんの、おすそわけですが・・・」という言葉があります。暮らしっく村からおとどけするものは、私たち村民が使ってみて、食べてみて、安心を確認して、納得のいくものをおすそわけしていきます。
近所に10本のみかんの木をもつ80歳のおばあさんがいます。10本のうち、8本は農薬を充分使って、たくさん実がなるように栽培し、一般に出荷しています。姿形もきれいなみかんです。残り2本の木には農薬を一切使わず自然栽培なので果実は少なく、少しみかんの器量も悪いようです。でも、酸っぱくて、甘いみかんです。おばあさんにいわせると、残り2本の木は「孫用」と「友人へのおすそわけ用」だそうです。
暮らしっく村の、良い品・悪い品の選別基準は、その品が自然に由来するものか、不自然に由来するものかできめています。人間そのものが自然のものなので、不自然なもの (たとえば化学物質)は相性が悪いと考えるからです。
これから徐々に身体や環境にやさしいものをおすそわけしてきたいと考えています。
国産モリンガづくりに挑む
モリンガが日本に知られるようになったのは愛知万博でのこと。
歴史は浅いながら、植物とは思えない栄養バランスで、ファンを作りました。
私たちは、アフリカや東南アジアに一番近い環境である沖縄で、モリンガへの熱い想いを持つ男たちと、モリンガを育成する挑戦を2007年よりしています。
2009年、初めて沖縄県産のモリンガの商品が発売されることになりました。
大きな台風にモリンガの木が根っこごと飛ばされたり、収穫前の葉っぱを落とされたり、背が伸び過ぎてしまうため、収穫しやすい長さで収穫する努力をしたりと苦労もありましたが、やっと沖縄の風と太陽で育った国産モリンガを、皆様にお届けできることなりました。

モリンガ製品づくりへの想い
沖縄で栽培されたモリンガは、年間4~6回、葉の収穫をして乾燥させます。乾燥されたモリンガの葉は、京都の会社に運ばれて粒状に加工され、出荷されます。
京都のこの会社は、GMP(医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令)と呼ばれる製造管理と品質管理の厳しい基準を満たしている企業です。
製造や品質管理工程のハードとソフトでのミスが起きないような管理を徹底して行っています。こんな時代ですから、良いものを作りたい、良いものをお客様へ届けたいという、沖縄の熱い男たちの想いをリレーできる、安全で安心なモノづくりを徹底した企業の参画をお願いしました。
その他 モリンガの葉を焙煎したお茶やモリンガ青汁。
モリンガの種子を圧搾した油を精製したピュアーモリンガオイルや、そのオイルなど純植物油で製造した石けん、モリンガの葉などを蒸留した香草蒸留水。などなど・・・商品づくりをすすめてます。
